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「制作と併行して 佛像彫刻の講師として活動」 岩渕俊亨氏(千葉県佐倉市) [業界短信]

佛師・岩渕俊亨氏はこれまで多くの佛像を手がけてきた。高校卒業後、彫刻家を志し澤田政廣師に師事。内弟子としての七年間で彫刻の基礎を学び日展や日彫展に出展する。さらに大石順教尼との縁によって江戸佛師を代表する一人、西山如拙師に師事、内弟子となる。念願の仏教美術協会にも入会を果たし、日本橋三越本店における協会主催の彫刻展に毎年出展している。
 下積み時代が長かったが、一九九一年に独立し、曹洞宗大本山総持寺の三松閣本尊、釋迦如来像を制作奉安。現在は、制作と併行し、佛像彫刻教室の講師を続けており、五つの教室で約六十名を指導している。「生徒さんも貴重な時間を費やし習いに来て下さるのですから、充実した内容を提供できるよう心がけています。佛像を制作するなかで自然と佛の教えを学びます。生徒、講師の立場を越え共に霊性を深めていきたいですね」と講師としての体験談を話す。
 また、数年前にはスリランカ僧と共にインド八大佛跡参拝の旅に参加し、佛教の源流に触れる貴重な体験をもった。
 自宅内には十五畳ほどの工房があり、佛教関連の書籍や過去に制作した佛像原型などがぎっしり。馬にまたがり天山を越える玄奘三蔵の像は今年の出展作ということだ。来年にかけて制作予定の観音像もあるそうで、充実感あふれる岩渕氏の制作活動の今後に期待したい。


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岩渕俊亨氏

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普賢菩薩像(岩渕俊亨)

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降魔釋迦(岩渕俊亨)



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