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第三十四回 珠数供養会厳修 紅葉鮮やかな赤山禅院で秋の一日を満喫 京都珠数製造卸協同組合 [業界短信]

京都珠数製造卸協同組合(神戸良司理事長)主催による第三十四回珠数供養会が十一月二十三日、京都洛北の赤山禅院において開催された。これは不要になった珠数、古くなった珠数を日頃の感謝を込めて、「お焚き上げ」するもので毎年恒例の行事である。同院はもみじの美しいお寺として広く知られており、特に十一月中はもみじ祭と題して様々な行事が開かれているが、珠数供養開催日は多くの人が集まりピークを迎える。
 当日、訪れた参拝者は約三千人にのぼり、多くの老若男女が無病息災、家内安全を願い、境内に安置された「正念珠」と「還念珠」をくぐった。午前十時から護摩堂で律院叡南俊照大阿闍梨様によりお護摩がはじまり、訪れた参拝者一人ひとりが合掌を行い、境内は一層厳かな空気に包まれた。
 つづく金乗院栢木寛照様による法話(午前十時五十分より)はユーモアに富み、現代日本の風刺を交え、終始楽しめる内容。法話の後、参拝者に組合員から腕輪念珠を授与。
 多くの人が見つめる中、午前十一時二十分より善住院釜堀浩元大阿闍梨様が導師となり、護摩壇に護摩木が焚かれ、神聖な炎が立ち上がり、全国から寄せられた珠数がお焚き上げ供養された。この日、お焚き上げで供養されたお珠数は約一万本。善住院釜堀浩元大阿闍梨様は今年、千日回峰行を達成され、大行満大阿闍梨になられたことは記憶に新しい。
 十二時三十分より不動堂隣の寛老池にて叡南俊照大阿闍梨様、高川慈照様、金乗院栢木寛照様、伊崎寺上原行照大阿闍梨様、善住院釜堀浩元大阿闍梨様により放生会が行われ、約千匹の鯉の稚魚が参拝者一同の手で放生された。
 伊崎寺上原行照大阿闍梨様によるお護摩(十三時三十分)、金乗院栢木寛照様による法話(十四時二十分)、善住院釜堀浩元様による結願(午後三時)と続き、珠数供養は終了。当日は紅葉の美しさと秋の陽光が重なり、落ち着いた秋の一日となった。 


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珠数供養(京都・赤山禅院)


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